無鑑査を知ったのが20歳くらいからですから、飲み始めてもう40年近くなります。
さっぱりした、ほんわり辛口。冷やでも、熱燗でも、常温でもいける、これくらい完成した酒はないんじゃないでしょうか。
出張で来られる県外のお客様から「宮城の地酒は、何がいいですか?」と聞かれたら、無鑑査の辛口を薦めます。
春先からなら冷や、冬なら熱燗ですね。冷やに合う春から初夏のおつまみといえば、ほやの刺身もいいですし、かつおの刺身(650円)、ハマチのなめろう(650円)もいいですよね。どれが良いか決められなかったので、まずは食べてみてください。
ほやの時期になれば、気仙沼出身のうちの料理人が、ほやの刺身、ほやの酢のもの、蒸しほや、お通しにほやの佃煮を出すこともあります。ほやを食べたことのあるお客様は、「鮮度が、全然違う」と驚かれます。港が近いから、というのもあるでしょうね。
うちの孫は3歳くらいから蒸しほやを食べて「おいしい!」と言っていましたから(笑)。たぶん酒に強くなるんじゃないかなあ。
「ほやの刺身」550円(税込)
山海厨房 雅
宮城県岩沼市大手町5-17
電話0223-24-2313
https://sankaityuubou-miyabi.owst.jp/
竹駒神社から徒歩3分。すし職人が手がける海鮮料理やお任せ握り、炭火で焼き上げる串焼き、生地からつくるピザなど、満足のいくおいしさとボリュームを、手ごろな値段でいただける。掘りごたつ席やカウンター席も落ち着く。