いろいろな銘柄の日本酒を試したとき、無鑑査の超辛口に驚いたんですよ。ピリッと辛くて飲みやすくて、ほかのすっきりしたお酒とまったく違っていましたから。無鑑査は1年を通して、いつでもおいしいでしょう。それならおつまみも、いつでもある食材でと考えて、茄子と海老の二身揚げになりました。
熱燗でも燗冷ましでも冷やでもおいしい無鑑査と、アツアツでも冷めてもおいしい二身揚げです。茄子と海老は相性がよく、海老そのものの旨味と甘味を茄子が引き立てます。海老を包丁でたたいて、すり鉢でよく練り、玉ねぎのみじん切りを加えて、半分に切った茄子と合わせて揚げれば、海老がぷりっとしてふんわり。塩で調味しているので、そのまま食べてもおいしいですし、だしあんかけに絡めても、あんにお好みでわさびをといてもいいですね。
毎日仕事終わりに一杯やるのですが、無鑑査の超辛口をつい飲んじゃいます。変わった飲み方より、そのまま冷やで飲むのが一番です。
「茄子と海老の二身揚」550円(税込)〜
居酒屋 赤羽市場
東京都北区赤羽1-36-5
電話 03-5249-4618
宮城県の塩釜水産物仲卸市場から直送される生マグロをはじめ、その時々の生きのよい魚介を味わえる。店内にはいけすがあり、活きた貝類を調理する豪快な海鮮料理も。東京から宮城へ「一ノ蔵 蔵開放」に駆け付ける酒好きが集まる店。