「いいお酒」の条件の一つは、料理をより引き立ててくれることですね。一ノ蔵無鑑査は、焼き物、煮物、揚げ物など、どんな料理も引き立ててくれます。なかでもおすすめは、豊洲から仕入れた魚介を、ちょっとずついろいろお召しあがりいただける刺身3種盛りです。
その日の仕入れや食べごろによって、内容が変わります。今日は、佐渡の寒ぶり、さば昆布〆、赤貝をご用意しました。
一緒に楽しむ無鑑査は、僕は辛口の燗酒を熱めで。妹は、超辛口の冷酒を合わせるのが好みです。燗と冷や、どちらもいいですよね。ぶりの甘み、さばの昆布の香り、コリっとして甘みのある赤貝を、引き立ててくれますから。春先は貝がおいしく、初夏は初かつおの季節です。無鑑査も、春先はお燗からはじめて、夏は冷酒から、と季節に合わせて楽しみも広がります。
当店は2022年3月に創業55年を迎えます。先代当時から3世代でお越しになるお客さまが多く、お子さんが初任給で家族にごちそうされることも。看板に「一ノ蔵」の銘も入れているのは、先代がひと口飲んで気に入ってからです。ご縁は50年近く、店の歴史とも重なります。
「刺身3種盛り」 1,300円(税込)〜
季節料理 藤
東京都世田谷区成城6-12-7
電話 03-3482-8754
https://www.instagram.com/seijofuji/
東京の成城学園前駅から徒歩3分。カウンター席のみの落ち着いた雰囲気で、3世代からひとり酒まで、くつろげる。