海鮮系によく合うのが、辛口の無鑑査。キレのある飲み口が人気なので、うちでは飲み放題で出しているんですよ。
「無鑑査に合わせるなら、どの料理がいいですか?」と聞かれたら、やっぱり金華かつおの藁焼き。
自家製ポン酢もありますが、約12年前の開店当初から出している<塩たたき>がおすすめです。藁の風味が、一番楽しめるんですよ。
ご注文をいただいてから、藁をがっつり使って焼き上げるので、表面はパリッと熱々、中は刺身に近い仕上がりです。焼き立てをお出しすると、「こんなに分厚いの」「かつおが立ってる!」とよく言われます。頬張ると、藁焼きの香ばしい風味を生かす「伊達の旨塩」の塩味が酒を呼び、キリッと冷やした無鑑査でおいしさがいっそう引き立ちます。
まずは、かつおの藁焼きに塩をのせて、無鑑査をひと口。次は、付け合わせのにんにく、しょうが、玉ねぎスライスをのせて、またひと口。無限のループが止まらなくなる取り合わせです。
無鑑査は、熱燗にしてもおいしいんですよ。最初は冷酒から始めて、途中から熱燗というのもいいですね。
「石巻産 金華かつおの藁焼き」 1,617円(税込)
居酒屋 矢三朗 新寺本店
仙台市若林区新寺1-6-8 チサンマンション第3仙台101
電話 022-781-9885
https://yasaburo-shintera.owst.jp
JR仙台駅から徒歩8分。火柱が上がる豪快な藁焼きを眺めるカウンター席と、掘りごたつ個室があり、県内外のファン多数。